【コラム】自分でできるオイルチェック!交換時期、目安は?

今回は、エンジンオイルのチェックの仕方、交換時期についてお勉強。

 

「オイルっていつ交換したらいいの?」とよく聞かれますが・・・

 

「いつ交換したか覚えてないな~」という方は、今すぐにオイルをチェックしてください!

 

まず、前回オイル交換した際に、
① いつ交換したか
② 次回の交換目安走行距離
③ オイルエレメント(フィルター)の交換は必要か
が記載されたシールが運転席側か、ボンネットを開けたところに貼られていると思います。
 
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シールの種類は様々です。
そんなシールは見つからない!という場合もあると思いますので、自分でできるチェックの仕方をお教えします。

 

まず、平坦なところに車を停めて、エンジンを止め、ボンネットを開けてください。
ボンネットを開けるレバーは、大体運転席の足元にあると思いますので、探しましょう!

 

次にエンジンの周りにあるこの「輪っか」を探してください。
※「四角」の場合もあります。

 

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これが「オイルレベルゲージ」と言われるものです。
わかりやいように、「輪っか」は黄色やオレンジ色の場合が多いです。

 

引き抜くと、こんな感じになってます。

 

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※引き抜く際に汚れないように、キッチンペーパーやティッシュなどで挟んでゆっくり抜きましょう!

拭き拭きすると、先っぽはこうなってます。

 

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L → 下限(LOWER)
F → 上限(UPPER)(FULL)
「レベルゲージ」にも種類が多く、LFの代わりに穴が2つ空いているだけの物も多いです。

 

それでは、エンジンオイルのチェックの仕方です。
① キレイに拭き取った「レベルゲージ」を元の場所にゆっくり差し込みます。
※しっかりと奥まで差し込んでください!

 

② ゆっくり引き抜きます。

 

③ 「レベルゲージ」の先っぽにオイルが付着しているので、チェックします。

 

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量はちょうど半分の位置なので適正量。オイルはまだまだキレイです。

 

ここでのチェックのポイントは、オイルの「量」と「色」そして「質」です。
「量」 → ちゃんと下限と上限の間にオイル量が収まっているか。
「色」 → 真っ黒になっていないか。
「質」 → サラサラになりすぎていないか。スラッジ(汚れ)が付着していないか。

 

オイルの「量」は、多すぎても減りすぎていてもいけません。
●多すぎる場合は、オイル交換時に入れ過ぎているだけですから、適正な「量」まで抜いてください。
●減りすぎている場合は、すぐにオイルを継ぎ足すか、オイルを交換しましょう!

 

次に、オイルの「色」です。
新しいオイルは、透明でキレイな飴色をしています。これが使用されていくうちにエンジン内の汚れを吸着し、どんどん黒くなっていきます。

 

キレイな飴色 → 茶色 → こげ茶色 → 黒

 

キッチンペーパーなどに、「レベルゲージ」の先に付いたオイルを垂らして見るとわかりやすいと思います。
また、キッチンペーパーに垂らした際に、垂らしたポイントから透明なオイルが拡がって見えるようなら、まだオイルの質は大丈夫です。この判断は経験が必要だと思いますが、新しいオイルを一度キッチンペーパーに垂らしてみると、比較できると思います。

 

判断が難しいのが、オイルの「質」です。
エンジンオイルは熱にさらされることで、粘度が落ちていきます。「オイルがシャバシャバになる」なんていうこともあります。
ただ最近は、サラサラな省燃費オイルも普及していて判断が難しいので、オイル交換の判断は「量」と「色」でいいと思いますが、これも新しいオイルと比較することである程度はわかります。

 

オイル交換の推奨時期は「6ヶ月もしくは5千km」なんてよく聞きますが、上記のポイントを抑えておけば、ある程度自分で判断できると思います。
2ヶ月で5千km走った場合などは、オイルの量をチェック!減っていれば継ぎ足しでも大丈夫だと思います。
あまり走っていなくても、オイルがかなり汚れているようでしたら、早めに交換すると良いです。

ただ、エンジンオイルは使用しなくても経年劣化していくものです。
こまめなオイル交換が、エンジンに負担を掛けないのは間違いないことをお忘れなく!!

カテゴリー: お知らせ, コラム.

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